皮脂は、皮膚の表面で分泌される油脂です。
- 皮膚の乾燥を防ぐ。
- 肌のバリア機能を高める。
- 肌の潤いを保る。
などの働きがあります。
しかし、皮脂の分泌が過剰になると、
- ニキビ
- 吹き出物
などの皮膚トラブルの原因になることがあります。
今回の記事では、
- 皮脂の役割
- 過剰分泌の原因
- 適切な皮脂量を保つための頭皮ケア
- 皮脂の分泌バランスを整える生活習慣
について解説します。
皮脂とは?
皮脂は、皮脂腺から分泌される油脂です。
皮脂腺は、毛穴の近くに存在する腺です。
皮脂を分泌する役割を担っています。
皮脂の主な成分
皮脂の主な成分は、
- トリグリセリド
- 遊離脂肪酸
- ワックスエステル
などです。
これらの成分が、皮膚の表面を覆っています。
皮脂のはたらき
- 皮膚の乾燥を防ぐ。
- 肌のバリア機能を高める。
- 肌の潤いを保つ。
などの働きがあります。
皮脂に関係する皮膚トラブル
皮脂の分泌が過剰になると、以下のような皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
- ニキビ
- 吹き出物
- 毛穴詰まり
- 脂漏性皮膚炎
- 脂漏性湿疹
ニキビ
ニキビは、皮脂腺に皮脂や角質が詰まって炎症を起こした状態です。
思春期に多く見られるものです。
大人になってから発症することもあります。
吹き出物
吹き出物は、ニキビの一種です。
皮脂腺に皮脂や角質が詰まったものです。
炎症を起こしていない状態です。
毛穴詰まり
毛穴詰まりは、皮脂や角質が毛穴に詰まった状態です。
毛穴が目立ったり、汚れが溜まったりしやすくなります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、
- 頭皮や顔
- 胸
- 背中
などにみられる皮膚炎です。
皮脂の過剰分泌や真菌の感染が原因で起こります。
- 脂漏性湿疹
脂漏性湿疹は、脂漏性皮膚炎の一種です。
頭皮にみられる湿疹です。
皮脂の分泌が過剰になる原因は、以下のとおりです。
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 疲労
- 不規則な生活
- 食生活の乱れ
- 肌の乾燥
- 皮脂腺の刺激
皮脂に関する皮膚トラブルを予防するためには、以下のことに気をつけましょう。
- 規則正しい生活を送る
- バランスのよい食事を摂る
- 十分な睡眠をとる
- ストレスを溜めない
- 洗顔やシャンプーなどで皮脂や汚れをきちんと落とす
- 保湿をしっかりと行う
皮脂に関する皮膚トラブルが気になる場合は、皮膚科を受診して、適切な治療を受けましょう
皮脂が多くなる原因
皮脂の分泌が過剰になる原因は、以下のとおりです。
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 疲労
- 不規則な生活
- 食生活の乱れ
- 肌の乾燥
- 皮脂腺の刺激
適切な皮脂量を保つ頭皮ケア
適切な皮脂量を保つためには、以下のことに気をつけましょう。
- シャンプーやトリートメントは、自分の頭皮の状態に合ったものを使う
- 洗いすぎない
- 頭皮をマッサージしながら洗う
- すすぎ残しがないようにする
ホルモンバランスの乱れ
皮脂の分泌量は、男性ホルモンであるテストステロンによって促進されます。
そのため、思春期や男性に皮脂が多くなる傾向があります。
また、女性でも、妊娠や更年期などのホルモンバランスの乱れによって、皮脂の分泌量が増加することがあります。
ストレス
ストレスを受けると、交感神経が優位になります。
皮脂の分泌量が増加します。
また、ストレスによって
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
などが起こると、さらに皮脂の分泌量が増加する可能性があります。
疲労
疲労すると、自律神経のバランスが乱れて、皮脂の分泌量が増加することがあります。
また、疲労によって睡眠不足や食生活の乱れなどが起こると、さらに皮脂の分泌量が増加する可能性があります。
不規則な生活
規則正しい生活を送らないと、自律神経のバランスが乱れることがあります。
皮脂の分泌量が増加することがあります。
また、不規則な生活によって睡眠不足や食生活の乱れなどが起こると、さらに皮脂の分泌量が増加する可能性があります。
食生活の乱れ
脂質や糖質の摂り過ぎは、皮脂の分泌量を増加させる可能性があります。
また、
- 栄養バランスの偏った食事
- 偏食
も皮脂の分泌量に影響を与える可能性があります。
肌の乾燥
肌が乾燥していると、皮脂の分泌量が増加することがあります。
これは、肌を乾燥から守るために、皮脂を過剰に分泌しようとするからです。
皮脂腺の刺激
皮脂腺を刺激する化粧品やシャンプーなどの使用は、皮脂の分泌量を増加させる可能性があります。
皮脂が多くなる原因を把握して、適切な対策をとることが大切です。
皮脂の分泌バランスを整える生活習慣
皮脂の分泌バランスを整えるためには、以下のことに気をつけましょう。
- 規則正しい生活を送る
- バランスのよい食事を摂る
- 十分な睡眠をとる
- ストレスを溜めない
当たり前のことのように思えることから意識して取り組んでみると良いでしょう。
簡単な例では、夜更かしをしない。
寝る前にスマホを触らない。
などから始めることをおすすめします。