薄毛や抜け毛に悩む女性の方は、ミノキシジルという薬を検討している方も多いのではないでしょうか。
ミノキシジルは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として承認されています。
女性の薄毛や抜け毛にも効果があるとされています。
しかし、ミノキシジルは血管拡張作用があります。
血圧を下げる作用もあるため、女性が使用する場合は注意が必要です。
そこで、今回は、ミノキシジルの女性への使用について、危険性や副作用、注意点などを解説します。
ミノキシジルとは?
ミノキシジルは、血管拡張作用のある薬です。
もともと高血圧の治療薬として開発されました。
しかし、副作用として発毛効果があることがわかり、AGAの治療薬として使用されるようになりました。
ミノキシジルの特徴
ミノキシジルは、毛根の血流を促進します。
髪の毛の成長を促す働きがあります。
また、毛母細胞の増殖を促進します。
新しい髪の毛を生やす働きもあります。
ミノキシジルの主な効果
ミノキシジルの主な効果は、以下のとおりです。
- 抜け毛の減少
- 発毛の促進
- 生え際や分け目の改善
ミノキシジルは、AGAの治療薬として使用されていますが。
女性の薄毛や抜け毛にも効果があるとされています。
ミノキシジルの内服薬と外用薬の違い
ミノキシジルは、内服薬と外用薬の2種類があります。
内服薬
内服薬は、ミノキシジルを1日2回、1回10〜20mgを服用します。
内服薬は、外用薬よりも効果が高いと言われています。
しかし、血圧を下げる作用があるため、女性が使用する場合は注意が必要です。
外用薬
外用薬は、ミノキシジルを1日2回、1回1mgを頭皮に塗布します。
外用薬は、内服薬よりも副作用が少ないと言われています。
ミノキシジルは危険?副作用
ミノキシジルの副作用は、以下のとおりです。
- 血圧低下
- 頭痛
- 顔のむくみ
- 体重増加
- 多毛症
- 女性器の黒ずみ
内服薬を使用する場合は、血圧低下などの副作用に注意が必要です。
また、外用薬を使用する場合でも、頭皮のかゆみや赤みなどの副作用が出ることがあります。
女性の中には、
関係のない部位から産毛が生えてきた。
むくみが気になる
などの副作用がきっかけでやめたいという人もいます。
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ミノキシジルを女性が使う時の注意点
ミノキシジルを女性が使用する場合は、以下のことに注意しましょう。
- 妊娠中や授乳中は使用しない
- 血圧の低下が気になる場合は、内服薬ではなく外用薬を使用する
- 副作用が気になる場合は、使用前に医師や薬剤師に相談する
つまり、これから妊娠の可能性がある方は、飲まないほうがいいということです。
男性でも、最近は妊活の計画がある方には、処方を見合わせるクリニックも出てきました。
ミノキシジルは個人差があります
ミノキシジルの治療効果には、個人差があります。
効果が現れるまでには、3〜6ヶ月の継続的な使用が必要と言われています。
また、効果が現れた後も、継続して使用しないと、効果が持続しなくなります。
つまり、一度始めたらやめられない薬とも言えます。
ミノキシジルはやめるとどうなる?
ミノキシジルの使用を中止すると、再び抜け毛が始まることがあります。
再び抜け毛が始まらないようにするためには、継続して使用することが大切です。
これでは、単なるお金儲けの道具にされているだけでは?
こう感じる方は、最初からやめたほうが良いでしょう。
効果が出ても、飲み続けることがストレスになる人もいます。
ミノキシジル内服薬や外用薬の使用方法
ミノキシジル内服薬や外用薬を使用する場合は、以下の使用方法を守りましょう。
- ミノキシジル内服薬
- 1日2回、1回10〜20mgを食後に服用する
- 服用後は、30分以上は横にならない
- ミノキシジル外用薬
- 1日2回、1回1mgを頭皮に塗布する
- 塗布後は、手で軽くマッサージする