女性の髪が薄くなってきた、地肌が透けて見える、抜け毛が増えた、ひどいなどの声が多くなっている現代。
インターネットで検索して、サプリ、育毛剤、シャンプー等個人のよくわからない人のおすすめしている商品を購入して効果なしとあきらめている人も多いので要注意!
薄毛、抜け毛は男性ホルモンが原因のびまん性脱毛症(女性男性型脱毛症)だけではありません。
他にもストレスが原因によっておこる円形脱毛症などもあります。
女性は加齢とともにホルモンバランスの乱れを経験する方も多いです。特に更年期後に抜け毛がひどくなったという声も多いです。妊娠、出産時のエストロゲンなどの女性ホルモン増加と減少による影響などホルモンの影響もさまざま。
他にもヘアスタイルやおしゃれのためのヘアカラーやヘアアイロン、髪型等の工夫に伴い、頭皮に負荷のかかる状態になってしまうことで髪が抜けやすくなる方もいらっしゃいます。
育毛剤をいきなり使うのは危険
ボリュームがない、髪型が決まらないなどの悩みを抱えた女性が最初に何か自分でできることをやってみたいと考えた際、育毛剤を選ぶケースが増えています。髪が細くなってしまった原因は栄養不足が原因だろう。だったらその栄養を与えたらまた元気になるはず。こんな思い込みによりさらに事態を悪化させてしまう方も多いです。
具体的には、ボリュームがない髪に、増やす目的で使用したら、さらに抜け毛が増えた!こんな声が多いのです。ミノキシジルにて解説しています。
安易に発毛促進薬とか医薬部外品等と記載のある商品で、発毛育毛効果を期待するのはリスクもありますので注意が必要です。
頭皮ケアにも誤解がいっぱい
女性が抜け毛、育毛、発毛という3つを考えた時、多くの人が育毛剤よりもさらに手軽なシャンプーやヘッドスパで頭皮環境を改善しようとしている動きもあります。
しかし、ここもかなり注意が必要な点があります。フケ、かゆみ、赤み、頭皮のべたつき等頭皮の環境だけでなく、現在の髪質(硬め、くせっ毛、天然パーマ等)に応じた選び方が重要です。
安易にネット上で記載されているスカルプという文字や成分という響きに行動をしてしまうと、かえって頭皮の環境がさらに悪化する事態もあります。
思い込みによる行動で、結果的に髪のヘアサイクルを改善させるどころかさらに悪化させてしまう人が増えているのが最近の怖いところ。
まずは専門のクリニックで医師による診察やカウンセリング、さらには遺伝子、ミネラル、血液等医療機関でしかできない検査を受けた上で今の自分の原因や症状の種類を確認することが重要です。
いきなり治療を受ける必要はありません。しかし、そもそも自分の体には今いったいどんなことが起こっているのか?薄毛や抜け毛にどんなアプローチをする必要があるのか?
この点をしっかり確認しておくことが重要です。さらに、女性の薄毛治療でも効果はすぐに現れるものではありません。3ヶ月から6ヶ月、1年等時間をかけて徐々に抜け毛を減少させ、発毛育毛に必要な頭皮環境などを整えていく必要があります。
ですから、自分の予算に合わせて今できることから取り組む。
この気持ちを忘れずに、無理をしない治療計画を立てることも大切です。