壮年性脱毛症とびまん性脱毛症は、どちらも髪の毛が薄くなる症状です。
しかし、原因や症状、治療法は異なります。
今回の記事では、壮年性脱毛症とびまん性脱毛症の違いについて詳しく解説します。
薄毛や抜け毛に悩んでいる方は必見です!
壮年性脱毛症とは
壮年性脱毛症は、男性型脱毛症(AGA)とも呼ばれています。
30代以降の男性に多く見られる脱毛症です。
原因は、男性ホルモンの影響と遺伝的要素が考えられています。
症状は、額の生え際や頭頂部から髪の毛が薄くなることです。
進行すると、頭頂部の髪の毛が全体的に薄くなります。
M字やO字型に脱毛が広がることもあります。
壮年性脱毛症の治療法には、以下のようなものがあります。
- 薬物療法: フィナステリド、デュタステリドなど
- ミノキシジル外用薬: 頭皮に塗る薬
- 注入治療: 成長因子などを注入する治療
- 植毛: 薄くなった部分に自分の髪の毛を移植する治療
びまん性脱毛症とは
びまん性脱毛症は、頭全体の髪の毛が薄くなる脱毛症です。
びまん性脱毛症の原因
原因は、様々な要因が考えられます。
- ホルモンバランスの乱れ: 更年期や出産、ストレスなどが原因で起こる
- 栄養不足: 鉄分や亜鉛などの栄養素が不足
- 頭皮の血行不良: ストレスや運動不足などが原因で起こる
- 遺伝: 家族にびまん性脱毛症の人がいる
びまん性脱毛症の症状
症状は、頭全体の髪の毛が薄くなります。
分け目が広がることです。
進行すると、頭頂部の髪の毛が透けて見えるようになることもあります。
びまん性脱毛症の治療法
びまん性脱毛症の治療法には、以下のようなものがあります。
- 原因に応じた治療: ホルモンバランスの乱れには女性ホルモン補充療法、栄養不足には栄養指導など
- ミノキシジル外用薬: 頭皮に塗る薬
- 注入治療: 成長因子などを頭皮に直接注入する治療
- 育毛剤: 頭皮に塗ることで髪の毛の成長を促進する
びまん性脱毛症と壮年性脱毛症の違い
項目 | びまん性脱毛症 | 壮年性脱毛症 |
---|---|---|
別名 | 瀰漫性脱毛症 | 男性型脱毛症 (AGA) |
発症部位 | 頭全体 | 額の生え際、頭頂部 |
主な原因 | ホルモンバランスの乱れ、栄養不足、頭皮の血行不良、遺伝 | 男性ホルモンの影響、遺伝 |
主な症状 | 頭全体の髪の毛が薄くなる、分け目が広がる | 額の生え際や頭頂部の髪の毛が薄くなる、M字型やO字型に脱毛が広がる |
性別 | 男女問わず | 男性 |
発症年齢 | 様々な年齢 | 30代以降 |
進行速度 | 比較的ゆっくり | 比較的速い |
治療法 | 原因に応じた治療、ミノキシジル外用薬、レーザー治療、育毛剤 | 薬物療法、ミノキシジル外用薬、レーザー治療、植毛 |
※ この表はあくまで参考です。
全ての人に当てはまるわけではありません。
詳しくは医療機関に相談してください。